「血圧を下げる最強の方法」を読んで

どーも、最近血圧が気になり始めた還暦少年です。
最近読んだ本は、コレ!

「血圧を下げる最強の方法 30年間×24時間 自分の血圧を測り続けている専門医だからわかった正しい降圧法 (健康プレミアムシリーズ)」 渡辺尚彦:著

著者の渡辺先生は、NHKの番組「ためしてガッテン」で、「医療の進歩に貢献した知られざるヒーロー」の1人として取り上げられていましたね。

この本の内容と私の感想です。
実践したい度:★★★★ (5星中4つ)

1.ポイントは皮つきピーナッツ

この本には「血圧を下げる最強の方法」が、20数個あげられています。
が、「著者自らが実験したこと」「論文等から拾ったもの」が混在していて、この2つは区別して考えた方が良いように思います。

この本の大事なポイントは、当然前者でありまして、なかでも、「毎日皮つきピーナッツを20個食べると血圧が6下がる」ということです。

早速皮つきピーナッツを買ってきました。

他には
「毎日15mlの酢を飲むと血圧が3下がる」
高くて美味しい飲む酢もよく売られていますが、安くて飲みやすいのは、リンゴ酢だそうです。

反対に論文等から拾ったものには疑問もあります。

たとえば、
「チョコレートは血圧を下げる」という説です。けっこう論文が出ていますが、血圧を下げたという臨床試験もありますが、効果がなかったというという臨床試験もあります。これらをまとめたメタ分析を見ると、健康な人の場合、下がっても上(収縮期血圧)が2mmHg程度で、それほど効果が高いとは言えないようです。

また、血液をサラサラにするという「DHA&EPA(魚油)」も、臨床試験では、血圧を下げるというものと影響しなかったというものが混在しています。

2.著者の立場は「減塩推進」

この本には無塩レシピの章があるように、著者は、血圧を下げる=減塩 を大前提にしています。

しかし、塩分摂取と血圧の関係は微妙なようです。「減塩不要説」を唱える医師もいますし、本屋さんで並んでいる血圧関係の本ではそちらの方が多かったりします。(もちろん多くの医師は減塩が必要だと考えているとは思いますが…)

そこで、血圧を計り続けて、エビデンスを重視する渡辺先生には、「血圧を下げる=減塩」も実証して欲しいものです。

3.ピーナッツについての異論もあるよ

この本の肝である「無塩の皮つきピーナッツを食べると血圧が下がる」については、調べたところ、肯定するものばかりで、否定するような実験はありませんでした。
しかし、「無塩の皮つきピーナッツ」にこだわる必要はないように思えました。

無理に無塩にこだわる必要はない

無塩より少し塩味が付いていた方が、美味しいし食べやすいですね。

実は、米国インディアナ州パデュー大学の報告では、ピーナッツは血圧を下げる効果は、塩付きでも無塩でも効果は変わらないとあります。(出典:Eating Peanuts Daily Helps Decrease Blood Pressure and Cholesterol Regardless of Flavoring

したがって、無塩だと不味いと思う方は塩味でも良いと思われます。

ピーナッツより効果があるナッツ

ピーナッツに限らず、ナッツ類を食べることは、血圧を下げる効果があるようです。(2型糖尿病の方は除きます)
なかでも、一番効果は高いのは、ピスタチオと思われます。
(出典:The effect of tree nut, peanut, and soy nut consumption on blood pressure: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled clinical trials.

4.その他の方法について

最初に述べたように、論文から拾ったような主張はさほどでもありませんが、著者の実験や実経験に基づくものには、面白いものがあります。

おしっこを我慢したら血圧が50mmHgも上がっていたそうで、トイレを我慢するのは良くないのがわかります。
また、男性の場合、立小便は血圧を上げる、座ってすると上昇を抑えられるとのことです。(福山雅治も座りション派だそうですよ)

タイトルとURLをコピーしました