老親に運転免許返納させるのは難しい【体験談】

どーも還暦少年です。
父親に運転免許を返納させる時期が来たと感じていまして、免許返納に関する本を2冊読んでみました。

大切な親に、これなら「決心」させられる! 免許返納セラピー

大切な親に、これなら「決心」させられる! 免許返納セラピー
(九州大学大学院教授・日本交通心理学会事務局長 志堂寺和則 )

高齢ドライバーに運転をやめさせる22の方法

「高齢ドライバーに運転をやめさせる22の方法 」(川畑 信也)

これらの本は免許返納を嫌がる親に対して免許返納させた事例が多く紹介されていますが、正直イマイチ、ピンと来ない感じがしました。

免許返納を渋ることがもっとも多いであろう、私の父親のケースには、当てはまらないように思えたからです。

運転免許返納を渋っている理由

私の父親の場合、以下の4条件が揃っていたので、返納は容易ではなさそうでした。

運転に自信を持っている

父親は、60年以上毎日運転していて、ずっと無事故無違反です。
自分が悪くて、危ない目になったことはないと言い張ります。

認知機能検査と高齢者講習を経て免許更新できている

昨年免許更新しています。その時は、わりとスムーズに認知機能検査と高齢者講習をパスしたようです。

ただし、この認知機能検査と高齢者講習は、自動車教習所によって難易度にバラツキがあるという噂で、父親の行った教習所はもっとも易しい(いわばザル)という話です。そのため、他県からも講習に押しかけているとか、ボコボコの車をノロノロ運転しているので有名なボケた婆さんも合格したとか(真偽不明)。

田舎に住んでいて公共交通機関が少ない

電車やバスの公共交通機関が少ない田舎に住んでいます。なかでも、次に述べるような自分が行きたいところへの交通手段は、タクシーを除いて、「ない」のです。

病院に通う以外の用事で運転したい

病院に通う場合は、バスもありますし、住んでいるケアハウスからの送迎もあります。介護保険が使えるようになれば、タクシーも使いやすいです。

しかし、それ以外の用事、例えば、グランドゴルフやゲートボールへ行く、老人会の会合に出席する等のためには、自家用車の他に足がないのも確かです。
生きがいを奪うことにもなりかねず、行かないように言うこともできません。

運転免許返納を渋っている親にせめて出来たこと

そんなわけで、ここ1年で、子どもの私が出来たことは、次の4つです。

車は安全装置が付いたものにする

車は安全装置の付いた新しいもの(サポカー/サポカーS)に買い替えています。

衝突回避システム(自動ブレーキ)や踏み間違い時加速抑制装置が付いています。
恐くてどのくらい効くのか試せてはいませんが、イザというとき少しは役立つかと思われます。

安全運転相談窓口に行ってみる

各都道府県の運転免許センターにある安全運転相談窓口(運転適性相談係などの名称になっています)に予約 して行ってみました。
警察関係とはいえ、看護師さんもいて、頭ごなしに運転を止めろというようなことはありません。
優しく親身になってアドバイスをしてくれます。

父親の場合は、判断力や運動能力には問題ないものの、時間の見当識や短期記憶に問題があるようです。
しかし、返納については、今まで危なかったことは一度もないと譲りません。

夜は運転しない、遠出はしないを約束させる

相談係での話し合いの結果、なんとか次の条件を納得させることができました。

  • 夜は運転しない
  • 慣れた道だけを運転する
  • 遠出はしない

ドライブレコーダーの映像を時々チェックする

いつも危ない目に会ったことはないと言い張るので、ドライブレコーダーも取り付けました。
時々SDカードを抜いて、なかの映像をPCでチェックすることにしました。

ドライブレコーダー

最後に

こうやっている間に、父親は大動脈解離を起こして入院しました。運転中でなくて本当に良かったです。運転中であれば、暴走の危険性もありましたから。

医師からは、今後は運転禁止、運転は再発のリスクが高まるし、再発すれば今度は即死だと脅されました。それが効いて、返納に同意してくれました。

結果的には、あっさり解決した気分です。数年後か十数年後か、自分の番になったら早めに返納しようと考えています。

*家族の運転が気になる方は、ドライブレコーダーをチェックするのがおすすめです。

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